昨日の朝の段階ではまだまだ本領を発揮していなかった。
あれからもっと開き、いささか反り返って、こうなる。
印象がだいぶ変わった。というかテレビでスターの楽屋とか大臣の執務室とかからの中継のとき見かける胡蝶蘭、確かにこういう花がズラッと並んでたわ。昨日のあれは本人も「…まだ変身を残しているが…?」という感じだったね。
いやしかしそれにしても、引き取ってから5か月くらいで花が見られてラッキーだった。一度きっちり咲いた後なんだから株を休ませた方が良いのはもちろんあるだろうけど、「上手くいくとこうなる」というのを一度でも示してもらえれば、「もっと管理を頑張らないと!」という気持ちにも自然になるというものだよ。
にしてもずいぶん平たくなるもんだ。何を受信するわけでもあるまいに、パラボラアンテナめいている。観る側にとっては面積が最大限となる。観賞用の鑑ですな。
花の中心にもレンズを近づけてみる。突起と呼ぶ部分、豹の頭みたいにも見える。
萼(がく)というのか、蕾の表皮だった部分、かなり白くなって、そして裏返った。
一番下の、牙みたいなのがある部分はリップと呼ぶそう。左右のはペダルだと。一度に覚えられるのはそのくらいで限度かな。萼という字は今後も書けそうもない。